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黄金のガチョウは『キングオブコント』の難問に答えられるか?

ふと、『キングオブコント2008』ファイナリストを眺めていて、気が付いたことがある。

ザ・ギース
TKO
天竺鼠
2700
チョコレートプラネット
バッファロー吾郎
バナナマン
ロバート


このうち、優勝したバッファロー吾郎、2位になったバナナマンを除いた六組の『キングオブコント』における動向を年毎に追ってみる。

09年:天竺鼠(7位)
10年:TKO(3位)
11年:ロバート(優勝)、2700(2位)、TKO(6位)
13年:天竺鼠(3位)、TKO(5位)
14年:チョコレートプラネット(2位)


こうして抽出してみると、『キングオブコント2008』ファイナリストの多くは、その後の大会でリベンジの機会が与えられていることが分かる。そのうち、優勝まで上り詰めたのは現時点でロバートのみだが、それ以外のユニットも、2位か3位には落ち着いている。それでリベンジを果たしたとはいえないかもしれないが、少なくとも、彼らは以前よりも高い評価を得られたように思う(何度も何度も決勝戦に進出したTKOは些か否定的に見られていた気もするが)。

そんな中、一組だけ、まだリベンジの機会を与えられていないコンビがいる。ザ・ギースだ。

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ザ・ギース

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大学のお笑いサークルを通じて知り合った尾関高文と高佐一慈によって結成されたザ・ギースは、いわゆるナンセンスなコントを得意とするコンビである。手で触れた物の名前を口にしてしまう癖を持った男が出てきたり、人間が歩行を教わるための教習所があったり、息子の出生に関する重大な事実を父親が何故かクイズ形式で告白したり、その珍奇な設定は唯一無二と言っても過言ではない。とはいえ、決して大衆を無視するような視野の狭い笑いは作らない。観客が芸人のネタを投票形式で評価する『オンバト+』において、彼らが無傷の15連勝を記録していたことが、その芸の分かりやすさを裏付けている。歴とした実力の持ち主なのだ。

それにも関わらず、ザ・ギースは現在に至るまで『キングオブコント』でリベンジを果たせていない。毎年欠かさず出場し続けているのに、どうしても準決勝で敗退してしまう。2012年に至っては、三回戦敗退という苦汁を味わっている。昨年大会では、とうとう朋友であるラバーガール(2010年ファイナリスト)に先にリベンジのチャンスが与えられてしまった。ちなみに、ザ・ギースがこれまで『キングオブコント』の予選で披露してきたコントは、以下の通り。

09年『レッスン(強盗)』
10年『演技指導』
11年『大人の階段』
12年『ビジネスの基本にまつわる話』
13年『アダモくん』
14年『SMの世界』


どのコントも、彼らのナンセンスな世界観とワードセンスがしっかりと磨き上げられた、珠玉のネタだ。でも、勝てない。勝ち上がれない。他の『キングオブコント2008』ファイナリストたちが次々に飛び越えていった“準決勝”というハードルが、どうしても越せない。何が足りないのか。何がいけないのか。彼らは正解を導き出すことが出来るのか。無論、可能性が無いわけではない。昨年、ポテトチップスを開封する業者のコントで会場を沸かせたチョコレートプラネットも、ザ・ギースと同様に長らく決勝戦に上がれない時期を過ごしていた。むしろ、三回戦で敗退した回数の方が圧倒的に多く、準決勝戦には三回しか勝ち上がっていない(08年、10年、14年)。評価されない時期が長かったからこそ、跳躍は高く遠くなった……のかもしれない。

『キングオブコント2015』が開催されるであろう今年こそ、ザ・ギースを決勝戦に願う。
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No title

チョコプラも去年のネタは準決勝時点では疑問符が残るものでしたからね
面白かったけど決勝に残るほど笑いを取っていたか……? という感じで
それでも蓋を開ければ善戦して2位でしたし
準決勝会場で爆発して、審査員にテレビ向けだと思わせるネタをやる
両方やらなくっちゃあならないってのがつらいところですね

No title

へーっ、そうなんだ。どっちのネタをやったのか分からないけど、業者のコントの方だったら意外だなあ。あれがウケないなんて…空気的なモノもあるんだろうけど。それにしても、KOCは準決勝のウケを重視しているイメージがあったけど、そればっかりじゃないんだなあ。

No title

このことについては、お笑いナタリーの記事で、高佐さんも言ってましたからね。
http://natalie.mu/owarai/news/158394

今回、彼らがどれだけ沸かせてくれるか、楽しみですね。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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