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『チーモンチョーチュウ シチサンLIVE BEST Vol.1』『チーモンチョーチュウ シチサンLIVE BEST Vol.2』

チーモンチョーチュウ シチサンLIVE BEST Vol.1 [DVD]チーモンチョーチュウ シチサンLIVE BEST Vol.1 [DVD]
(2013/12/25)
チーモンチョーチュウ

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チーモンチョーチュウ シチサンLIVE BEST Vol.2 [DVD]チーモンチョーチュウ シチサンLIVE BEST Vol.2 [DVD]
(2014/01/29)
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東京都渋谷区にあるヨシモト∞ホールにおいて、2009年1月から2010年12月まで開催されていたお笑いライブ“シチサンLIVE”より、お笑いコンビ・チーモンチョーチュウによるトーク・ゲームコーナーを厳選して収録。チーモンチョーチュウの作品は、過去に『チーモンチョーチュー』『チーモンチョーチュニ』を当ブログで取り上げているが、私が彼ら自身に対して強い興味を抱いたことは一度もなかったように思う。漫才もコントも一定のクオリティを保っているし、『THE MANZAI 2013』決勝のステージで演じられた漫才は彼らの“声”という特性を活かした素晴らしいネタだったと思うのだが、そこから彼ら自身を意識するまでには至らなかった。

そんな、さして興味を持てないお笑いコンビによるトークとゲームコーナーを収録したDVDを、どうして購入してしまったのか。発売時期が年末年始で気持ちが舞い上がっていたからなのか、三か月連続リリースという売り文句に魅力を感じたからなのか、今となってはまったく思い出せない。……その結果、購入して一年以上が経過した今になって、ようやく鑑賞するに至った次第である。まあ、これに関しては興味云々以前に、膨大な収録時間に物怖じしていたことの方が、理由としては大きい。社会人として真っ当な休養を取らなくてはならない休日祝日に、若手芸人がトークとゲームコーナーで盛り上がっている姿を170分かけて鑑賞する勇気が私には無かったのだ。しかし、このまま放置し続けて、せっかくのDVDを単なるタンスの肥やしにしてしまうというのも勿体無いではないかと気持ちを入れ替え、ブツ切りでの鑑賞を覚悟し、本作を再生したのであった。

……で、これがバカに面白かったから、驚いた。

往々にして、こういったDVDに厳選して収録されている芸人のフリートークというと、『人志松本のすべらない話』で採用されるためだけに作られたような、練り込まれたエピソードトークになっているものだが、チーモンチョーチュウのトークはとにかくゆるい。どうでもいい思い付きや他愛のない出来事を、ごくごく普通に立ち話をしているかのようなスタンスで話している。この低い温度が、実にいい。笑いを取ってやろうというギラギラ感の無さが、観ている人間のハードルをじんわりと下げ、気軽に楽しませてくれる。白井のちょっとポンコツ感が漂う程のこなれてなさ(しかし時に爆笑を生み出すワードの引き出しを見せる)が、そのゆるさを更に強調している。他のよしもと芸人による“シチサンLIVE”でのトークを確認していないので、もしかすると、このゆるさは彼らに限ったものではないのかもしれないが……とにかく、変に気合の入った内容になっていなかったことは、自分にとっては好印象だった。

一方、複数の芸人が参加するゲームコーナーでは、ゆるゆるとしたトークではまったく見せなかった二人のサディスティック性が前面に表れる。例えば、両手両足をまとめて縛った状態でのジェスチャーゲームを開催して、身動きが取れずに倒れ込んだ芸人たちの醜態を観客に見せつける。四人の芸人たちを舞台上に寝かせ、上に“殺”と書かれた大きな板を敷き、その上を通過する人間が何を持っているのかを当てさせるという課題の元、ガンガン芸人たちを踏みつける。手の甲が当たるところに中身を開いたアンマンを置いた状態で腕相撲をして、負けた芸人がコブシにくっついたアンコに悶絶する姿を大笑いしながら眺める。時に精神的に、時に肉体的に、ゲームコーナーという名目で若手芸人を追い詰める姿は、ある種の調教プレイを思わせる。それでも、嫌悪感よりも笑いが引き出されるのは、きっとコーナーそのものの下らなさが勝っているからなのだろう。個人的に、チーモンチョーチュウの初DVD『チーモンチョーチュー』への出演権を賭けて彼らと親しい五人の芸人たちが戦った『寿司ガム』というゲームには、大いに感心した。これがどういうものなのかは、実際にDVDを鑑賞して確認してもらいたい。なんというか、新しい罰ゲームの扉が開いたような気がした。

単なる企画盤だろうと半ばバカにすらしていた本作だが、完全に裏切られてしまった。下手すると、過去にリリースされたライブDVDよりもずっと、チーモンチョーチュウというコンビの魅力を明確に映し出した作品になっていたのではないだろうか。勿論、それは漫才やコントの出来が悪いという話ではなくて、この“シチサンLIVE”という場が彼らにはあまりにも適しているというだけのこと。気が付けば、およそ3時間×2=6時間という長丁場をあっという間に終えてしまった。少年少女、アームストロング、マキシマムパーパーサムなど、今では解散しているコンビの姿を確認できたのも、ちょっと嬉しかったな。本作のリリースから既に一年以上が経過しているけれど、次回作は無いのだろうか。そろそろ、あってもいいんじゃないか。次はちゃんと、自らの意志で買うからさ。


■本編【Vol.1・177分】
「シチサンLIVE」厳選映像(09年)+チーモンチョーチュウが思い出の地で語るシチサンLIVE

■本編【Vol.2・172分】
「シチサンLIVE」厳選映像(10年)+チーモンチョーチュウが思い出の地で語るシチサンLIVE
そして、シチサンLIVEではお馴染みのあの芸人たちが白井の罠に……。
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

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