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『アメトーーク』での中野聡子が実にアウトで良かった件。

先日の『アメトーーク』に出演していた中野聡子が素晴らしかった。



中野聡子は日本エレキテル連合のメンバーだ。ネタ書きを担当しており、彼女たちの代表作『未亡人朱美ちゃん3号』では、「いいじゃないのォ~」と言いながら朱美ちゃんを口説いている中年男性・細貝さんを演じている。

この日の『アメトーーク』のトークテーマは“マイナス思考芸人”。過去に“人見知り芸人”“女の子苦手芸人”など、芸人たちのあまり人に知られたくない側面をネタにしてきた同番組ならではのテーマである。……余談だが、これらのネガティブ要素の強い企画のことを、番組では【闇シリーズ!!】とまとめているらしいのだが、そんな風に大々的に盛り上げられると少し冷めるのでやめてほしい。どうでもいいことだけど。

普段、過剰な衣装とメイクでキャラクターを演じている中野だが、ここでは(当然のことながら)素顔で登場。ピンで『アメトーーク』に出演するのはこれが初めてだったらしく、相方の橋本小雪もこっそりと様子見に訪れていた。なお、中野以外のゲストは、若林正恭(オードリー)、吉田敬(ブラックマヨネーズ)、黒沢かずこ(森三中)、バカリズム、村本大輔(ウーマンラッシュアワー)。いずれも『アメトーーク』には何度も出演経験のある実力者たちだ。

一般の人にバカにされているのではないかと考えてしまう若林、歯医者で「歯よりも肌を先に治した方がいいのに」と思われているのではないかと考えてしまう吉田、冠番組がないのにタレントとしてテレビ局を訪れていることを笑われているのではないかと考えてしまう黒沢……それぞれ、視聴者に伝わりやすいレベルの“マイナス思考芸人”トークを展開していく流れで、中野も自身に関するトークを始める。

中野「先程、皆さんが共通しておっしゃられているように、「私たちなんて……」っていうのがあるので……」


と、懇切丁寧に切り出す中野。

中野「「美容院なんてとんでもない」っていう時期がありまして……。私、三年ぐらい美容院に行かなかった時期があって」
宮迫「伸ばしっぱで?」
中野「伸ばしっぱで。一年間引きこもってて、あの、こんな(両手で髪の長さを表現)髪で一年間引きこもってて。「これはマズい!」と思って、「外に出よう!」って私、思い立ったんです。その時、玄関開けて、見た太陽の光がまだここ(眼)に焼き付いてる……」


おわかりいただけただろうか。当初、吉田が歯医者の話をしたように、黒沢がテレビ局の話をしたように、中野もただただ美容院に行けないという話をするのかと思いきや、いきなり「一年間引きこもってて」と打ち明け、最終的に太陽の光へと落としてしまう急展開ぶり。あまりのことに、マイナス思考芸人たちのトークを見守るゲストとしてやってきたおのののかも、

おの「えっ!? えっ!?」


と戸惑いを隠せない。更に中野のトークは、ディープなところへと向かっていく。

中野「私、あのー……来世に期待してるので、自分は」
吉田「分かる」
中野「今、徳を積んで、来世にいいことがあるように……」


これには思わず司会の宮迫も、

宮迫「えっ、ごめんなさい。今日、何の回やったっけ?」


とストッパーをかけることに。

一方、そんな中野の話に対して、共感していた人物も。「分かる」と相槌を打った吉田敬である。話は少し本筋から逸れるが、この回、吉田は中野と同じくらいに切り込んだトークを展開していたように思う。ここでも、中野のトークを受けて、なかなかにクセの強い持論を打ち出していた。

吉田「僕はね、今、誰か大きな物体のキンタマの中におる精子やと思てるんですよ
バカリズム「まだ準備段階、こっからなのね」
吉田「そうそうそう。じゃないと、同じ結果を残しても、なにもかも男前の方が選ばれるし、一生懸命頑張った人間が凄い悪いヤツの浅墓な犯罪に巻き込まれることもあるじゃないですか」
宮迫「まあまあまあまあ……」
吉田「おかしいじゃないですか! でも、俺は、今回精子やけど、これ一生懸命頑張る! この戦いに勝ったヤツが次の大きな生命体の子どもとなって生まれることが出来るんだ!と思ってるんですけど……こわいのがね。この大きな物体の、一人エッチで飛び出してしまったらどうしようってのが……」
バカリズム「可能性はありますよね、可能性は」


吉田の話にちゃんと相槌を打つバカリズムの優しさよ。

話を戻す。

この後も中野は、ただひたすらに我が道を行くトークを展開する。飲み会の最中、席を外したときに、そこで自分に対する悪口大会が繰り広げられているのではないかと思い、席に戻ったところで「私の悪口言ってたでしょ?」と必ず聞くという、割とありがちな話が始まったかと思いきや、思わぬ方向へとなだれ込む。

中野「でも、死ぬときの、死に方というのは考えてて、ホントに
宮迫「死に方……?」
中野「死んだときに、こう(顔を歪ませる)なって死にたくないんで、死ぬときにちゃんと整えて死のうと思ってて……。というのも、私、昔飼ってたペットが死んじゃったときに、一晩抱きしめて泣いてたら、死後硬直で、抱きしめたカタチでこう(顔を歪ませて身体をねじる)なって。このままになっちゃったんです、カチカチに固まって。なので、死ぬときは、最後の力を振り絞って、目をつぶって安らかな顔になるっていうのは、常に……いつ死ぬか分からないので。いつ刺されるか分からないので」


飲み会の話、何処に行ったんだよ!

「ダメよ~ダメダメ」で流行語大賞を受賞した後で、日本エレキテル連合は一発屋になったと一方的に決めつけた上で、どうして一発屋になったのかを分析している無礼千万な記事を目にしたことがあった。で、芸人好きである私としては、その記事に対して怒りを覚えながらも、しかし彼女たちがテレビで評価され続けることは難しいだろうとも思っていた。だが、今回の放送を見て、少しだけ考えが変わった。ここまで不器用に自身のネガティブを出す女性芸人、見たことがない。日エ連がテレビに出続けることは出来ないかもしれないが、定期的に求められる需要はある。いや、今年次第では、もしかしたら……。

メイクを落とした日本エレキテル連合の活躍に期待してみよう。
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非公開コメント

僕もこの回を見た1人です。
記事とは反れる内容ですみませんが
ひな壇に座っていた人のほとんどが
ネタ作りを担当しているんですよね。

ネガティブが「スベりたくない」と言う風に作用して、妥協のないネタ作りに繋がるのかなと自分は感じました。

自分本意なコメントですみません。

No title

自称人見知りは増えすぎた上に、先鋒若林さんが「ブスとブサイクと怖くない人と自分より下の奴と怒らないタイプと五回以上会った人には人見知りしない」という普通の日本人の弁解をしてしまったので何だかなあですし
女の子苦手芸人に出ていた中の6人も実際別に苦手ではなく美人には緊張するし嫌われたくないからズカズカ押せないがやることはやっているという話をしていてまあそうだろうねえで
次のネガティブはネガティブというよりは・・・何だろうこれ・・・保険とハードル下げとチキンと自分大好きでは・・・となっていた所へ中野さんだけヤバイ異次元で興味持ちました
お洒落でサッカーだから同類には認めないと吉田に言われてしまった又吉的な世界でしたがマジもんのかほりがしました
テレビでまだ擦れてないのも良かったかも。売れなくても雨トには出て欲しいけど同じ「準備系エピトーク番組」でもさんま御殿では企画次第では、はまれなそう
でも真の闇は自称闇芸人たちより明るいさんまやザキヤマのふと洩らす一言に感じます

No title

>甚平者水鳥さん
そんなかしこまらなくても。個人的には、ネガティブに向かってしまう気持ちを作品にぶつけているイメージがあるよ。ブラマヨ吉田なんか、まさにそういう側面を漫才に反映しているタイプだし。まあ、実際のところは、どうなんだか。。。

>別の専門医さん
中野さんは『オモクリ監督』でも、他の芸人たちが従来の映画やドラマを思わせる映像を作り上げていた中で、いつもの日エ連の色合いが強い映像を生み出していたので、基本的にそういうところを出しに行くタイプの人なんだろうと。そもそも売れっ子になったこと自体、まぐれ当たり感があったし、それでいいんだよね。さんま師匠やザキヤマは、闇というよりも元来の芸人がやるべき姿になっているだけのような気もする。昔はそれこそ、真実の顔なんか明かすモンじゃなかったんじゃないか。。。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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