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『番組バカリズム』(2014年4月23日)



2013年7月14日にBSプレミアムで放送されたバラエティ番組『番組バカリズム』を収録。過去の単独ライブで披露されたコント・パフォーマンスにアレンジを加えて再演したり、番組のためのオリジナルソングを制作して合唱団に歌わせたり、従来のバラエティに独自のエッセンスを加えたVTRを撮影したりするなど、芸人・バカリズムの才能が存分に詰め込まれている。演出は『バカリズムマン対怪人ボーズ』を手掛けた住田崇が担当。その他、オークラ(脚本)、カンケ(音楽)、ニイルセン(イラスト)など、バカリズムと縁深いクリエイターたちが軒並み参加している。


本編は一時間に満たないが、見どころはいっぱいだ。

例えば、飯塚悟志(東京03)とのユニットコント『僕らのドライブ』。飯塚からの誘いでドライブに付き合わされたバカリズムが、その計画性の無さについて順を追って批判し始める。お互いのクセの強いところが上手く台本に反映されていて、とても面白かった。二人の日常を切り取ったかのようなリアリティ。最初はバカリズムが飯塚をガンガン責め立てていたのに、ちょっとしたきっかけで立場が逆転してしまう展開もスリリング!

真木よう子をゲストに迎えたVTRコント『ポリンコピン』も良かった。真木から「実は私はポリンコピンなの」と告白されたバカリズム。しかし、ポリンコピンが何なのか分からないので詳細を訊ねるのだが、話を聞けば聞くほど答えにたどり着けない……というナンセンスな味わいがたまらない。コントを演じているとは思えないほどにシリアスな空気を纏った真木の演技も見事。最高の棒読みを見せる場面は是非とも見ていただきたい。

それから忘れてはならないのが『言葉に関する案』。バカリズムが自作の「いろは歌」を披露しているのだが、とてもクオリティが高いのに、どうしようもなくバカバカしい内容になっていて、感心したい気持ちと笑いたい気持ちがぶつかり合ってしまう。結果、笑っているんだけれど。ネタ自体は『バカリズム案6』で既に披露されたものだが、ちゃんとテレビ用に新作が用意されているので、見逃さないようにしてもらいたい。

だが、この作品の一番の見どころ(もとい「聞きどころ」)は、バカリズムによる音声解説だろう。普段の単独ライブDVDでは何も語らないバカリズムが、ネタの背景や撮影の裏話をそれなりにちゃんと語っている。個人的には『ポリンコピン』の解説が面白かった。真木よう子に出演を正式に依頼したタイミング、撮影の裏話、『ポリンコピン』というコントの出自に至るまで、非常に興味深い話が飛び出していた。まさか、あの人のあの行動が、アドリブだったとは……。

バカリズムという芸人を知るに最適な一枚。ただ、富山県の人にだけは、絶対に見せないでください。


■本編【59分】
「番組バカリズムのうた」「イケなくて…」「ボクと富山県」「休日バカリズム」「僕らのドライブ」「ワンルームだった場合 住みにくい形の都道府県ベスト3」「ポリンコピン」「心霊バカリズム」「言葉に関する案」

■音声特典
バカリズムによる音声解説
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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