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ゆずの時代に生まれて育って

ゆずのライブアルバムを買った。



ゆずのライブアルバムがリリースされるのは14年ぶりのことだという。14年前、まだ高校生だった私は、今はもう潰れてしまった学校の近くのCDショップで、そのアルバムを買った。『夏色』『センチメンタル』『友達の唄』『嗚呼、青春の日々』『飛べない鳥』など、彼らの代表曲の数々が二人による弾き語りで歌われていて、シンプルなのにとてもカッコ良かった。その時はまだ、私にとってのゆずはリアルタイムな存在だった。

それから14年後の今、私にとってゆずの楽曲が持つ意味合いは少なからず変わってしまったように思う。ゆずの熱心なファンではない私にとって、彼らの音楽は当時を彩るBGMだった。『夏色』で夏を感じ、『センチメンタル』で夏の終わりを感じ、『嗚呼、青春の日々』で大人になるということの重みを感じていた。そして今、ゆずの音楽は、そんな当時の感動を呼び覚ます確固たる装置となった。『夏色』を聴いた、『センチメンタル』を聴いた、『嗚呼、青春の日々』を聴いた、漠然とした当時の時代の空気を感じさせてくれる疑似タイムマシーンとなった。

その機能は、シングル曲よりもアルバム曲にとって始動される確率が高いようだ。思えば、シングル曲は「時代を代表する曲」として現代でも取り上げられる機会が少なくないのに対し、アルバム曲は本当に自発的でなければ聴く機会を得られない。私は2曲目の『贈る詩』で早々に心臓を撃ち抜かれてしまった。それから4曲目『~風まかせ~』に両手両足を突き刺され、6曲目『月曜日の週末』で脳味噌をえぐられそうになった。9曲目『雨のち晴レルヤ』、10曲目『シシカバブー』、11曲目『虹』と、比較的近年の曲が続かなければ、私は懐かしさのあまりに絶命していたことだろう。ストリートミュージシャン全盛の時代に思春期を送っていた自分には、あまりにも、あまりにも殺傷力の高いアルバムである。

それにしても、自分も思春期の音楽を聴いて、当時を「青春」などという言葉で括って、あの頃を思い返すような人間になってしまったのだと思うと、なんだか、なあ。
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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