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東京に行って帰ってきた話。

東京に行ってきた。

九月に大型連休があることを知って、東京に行きたいと思った。別段、何か理由があったわけではない。長い休みがなかなか取れない社会人という立場になると、こういう機会を見逃してはならないと本能的に反応してしまうのである。

今回の上京には飛行機を利用することにした。前回、飛行機で上京した折に、なかなかの快適さだったからだ。無論、リスクもある。高松から出航している格安航空の便は成田空港にしか到着しないため、そこから更に一時間かけなければ東京に着かない。逆もまた然り。東京から成田空港へ向かうためには一時間かけなければならないので、予定よりも大幅に余裕を取っておく必要性がある。つまり、その移動時間の分だけ、観光にかける時間も限られてくるわけだ。だが、それでも、体力の消耗著しい夜行バスや、格安航空よりも高い金銭が求められる新幹線に比べれば、様々な点から見て経済的である。

ホテルは上野のカプセルホテル「北欧」を予約した。過去に宿泊したカプセルホテルは、いずれもあまり納得のできるサービスを提供してもらえなかったので、新たな場所を開拓しようという魂胆であった。結果からいうと、それなりに良かったように思う。丁寧な従業員、それなりに広々とした大浴場(サウナに露天もある)、カプセル内のテレビでBS放送を見ることも出来る(私はホテルのテレビで『笑けずり』を見て、すっかりハマってしまった。Aマッソとザ・パーフェクトが素晴らしい)。アメニティグッズが充実しているのも良かった。アカスリタオルの存在の有難さたるや。……エレベーターの出入り口が喫煙所になっていること、ロッカールームが店の入り口からも大浴場からも離れているのですぐさま着替えられないことはマイナスだが、それらを差し引いてもまずまずの出来だったといえるだろう。
 
家を出発したのは9月19日(土)の午後4時ごろ。午後7時の便に乗る予定だったので、かなり早めに家を出たことになるのだが、いざ高松空港に到着すると、駐車場が満員だったためにしばらく待たされたので、結果オーライ。無事、車を駐車して、午後7時に香川県を脱出した。東京に到着したのは午後8時15分ごろ。午後8時35分出発の電車に乗る予定だったので、余裕だろうと息巻いていたのだが、飛行機が下りた第3ターミナルから駅までの距離がなかなかのもので、早歩きで向かったにも関わらず、あと一歩というところで乗り遅れてしまった。午後9時16分発の電車に乗り、上野へと移動。京成上野駅からJR上野駅近くへと移動し、ホテルにチェックインを済ませた。この日は他に何かをする元気が無かったので、そのまま『笑けずり』を見て就寝。

翌日、9月20日(日)は午前9時に動き始めた。前日、作家の中山涙氏に薦められた講談(午前9時20分開演)を観に行こうと思っていたからなのだが、その会場を「お江戸日本橋亭」ではなく「お江戸広小路亭」だと勘違いして、まんまと見逃す(結局、滞在中に観に行くことが出来なかったので、今となっては、途中からでも鑑賞に向かうべきだったのかもしれないと少し後悔している)。その結果、時間が大量に余ってしまったので、とりあえず「富士そば」と「喫茶室ルノアール」をハシゴして、秋葉原へと向かうことに。秋葉原のエロビルとして知られている「エムズ」でリラックマが描かれたコンドームにカルチャーショックを受け、「肉の万世 秋葉原本店」でパーコー麺を食べる。

色と食の肉欲を満たしたところで、本日のメインイベントの会場がある上石神井駅へと向かう。上石神井駅から歩いて数分の場所にあるカフェで開催される大喜利イベントに参加するためだ。今回の上京を聞きつけ、このイベントへの参加を促してきたゴハさん(大喜利のためにわざわざ京都からやって来た奇人)と合流し、会場へ。大喜利経験のある15人の“大喜利枠”と大喜利経験の浅い5人の“一般枠(私はこっち)”が混ざり合って、一風変わったシステムの大喜利ゲームを展開する、とても楽しい集まりだった。9歳の女の子が場を圧倒するという通常のライブなら恐らくは有り得ないほどのユルさが素晴らしかった。自分の回答が他の大喜利マニアたちにウケたときの快感……なかなかクセになる。イベントは午後1時ごろに始まり、午後5時ごろに終了。あっという間の4時間だった。

イベント終了後、新宿駅へ移動。Twitterで知り合った女性と末広亭の前で待ち合わせて、二人で落語CDを多く取り扱っていることで知られている「ミュージックテイト」へ向かう。お察しの通り、逢引きである。台湾人なのに落語好きな彼女だったが、まだミュージックテイトに行ったことがないというので、二人で行くことにしたのだ。私たちは、閉店時間である午後7時に店を追い出されるまで、CDを物色しまくった。私は春風亭吉好さん(二つ目)のオタク落語CDを二枚買って、彼女は林家たい平師匠のCDを二枚買っていた。それから私たちは何処かのお店で落ち着こうと考え、あちらこちらを探索してみたのだが都合の良い店がなかなか見つからず、最終的に新宿ゴールデン街の中にあるカレー屋「エジプトカレー」(吉本興業の真横!)に落ち着くことになった。カレーの名前が“ファラオ”だの“クレオパトラ”だの、なんだか冗談みたいにベタな名前だったのだが、味はしっかりと美味しかった。私たちはそこで酒を酌み交わし、落語についての話で盛り上がった。時間ははっきりと覚えていないが、恐らくは3時間以上話し合っていたのではないだろうか。そして二人は夜の町へ消えていった……ということもなく、ごく当たり前に新宿駅で別れた。

で。そのまま上野駅に戻れば良かったものを、気持ちが妙に舞い上がっていた私は、そのまま繁華街として知られている池袋駅へと向かい、上京前から気になっていた良からぬお店で受付を済ませ、良からぬホテルに向かった。すると、やはり連休中だったためか、同様に良からぬことをやってやろうと考えていると思しき良からぬ野郎どもが部屋の空きが出るのを待っており、そこに加わることに。かなりの時間を待機し、部屋へと向かい、良からぬ店へと電話を入れ、良からぬ人を迎えた。日本人離れした顔つきと黒光りする肌が印象的な良からぬ人は、「オニーサン、コノヘンノヒトデスカー?」という話を始めながらカバンから荷物を取り出し、それからまあ単調に次ぐ単調な良からぬことをして、余った時間をホテルのテレビで某公共放送の音楽番組を見ることに費やした結果、まんまと終点をぶっちぎってしまい、池袋駅から上野駅までをタクシーで移動するという失態を経験することとなってしまった。……3,150円かかった。ふてくされながら就寝。

9月21日(月)。午前10時まで寝ていようと思っていたのだが、午前10時以降の滞在は追加料金になるという恐ろしいアナウンスを耳にして、慌てて外出。この日は、兵庫県から謎の動画を配信していたイシダドウロさんと岡山県在住のオードリークラスタ・資本主義さんと合流して鈴本演芸場の昼席を鑑賞する予定になっていたのだが、それが終わってから築地市場に行こうかどうしようかという状態だったので、万が一行かなかった場合を想定して、一人でこっそりと築地に向かう。築地は沢山の人で賑わっていたが、なんとなく予想していたよりもお店が少ないので不思議に思っていたら、本来の築地市場はお休みで、盛り上がっていたのは場外市場だったらしい。そのことを知って、なんだかやる気が無くなってしまい、上野に戻ることに(思えば、これも立ち食い寿司に並んでおけば良かったなあ、などと後で後悔。今回の旅は全体的に詰めが甘い)。

上野に戻ると、イシダさんから「鈴本に凄い行列が出来ている」という連絡が。見に行くと、確かに大勢の人が並んでいる。連休、恐るべし。既に昼食を済ませてきたというイシダさんに列を任せて、私は麺屋武蔵で昼食を取る。戻ると、イシダさんの代わりに資本主義さんが待っていたので、チケットをいただく(代金はもちろん、後で支払った)。午前12時30分、鈴本演芸場の昼席・主任は三遊亭金馬。芸歴75年を迎えた、落語界の長老である。

以下、香盤。

前座:三遊亭歌むい『子ほめ』
三遊亭時松『垂乳根』
仙三郎社中『太神楽』
三遊亭金時『初天神』
柳亭市馬『狸賽』
ロケット団『漫才』
春風亭一朝『牛ほめ』
柳家さん喬『時そば』
柳家小菊『粋唄』
三遊亭圓歌『中沢家の人々』
ホームラン『漫才』
五明楼玉の輔『紙入れ』
鈴々舎馬風『漫談』
江戸家小猫・江戸家猫八
三遊亭金馬『阿武松』


主任の金馬師匠で寝るという大失態を犯してしまったが(いやいや、我ながらヒドい……)、非常に楽しかった。金時師匠がやけに面白かったのが印象的。当代金馬の息子さんということなので、ひょっとしたら次の金馬は……。惜しむらくは一之輔師匠の休演。同じく期待していた観客も多かっただろうから、玉の輔師匠は大変だっただろうな……。

午後4時半の終演後、ゴハさんと合流して、近くの鳥貴族でしっぽりと。サッカー、お笑い、介護の話が飛び交う。その最中、横浜在住の演芸系古本屋・佐藤晋さんが参加し、話は急速に下世話でどうしようもない話へと急転直下。大盛り上がりの私とイシダさんに対し、ドン引きするゴハさんと資本主義さんの対比がなんとも面白かった。午後11時前に解散。みんな仲良くやりたいけれど、自分の濃密な部分をぶつけ合ってしまいがちなインターネットの世界では、なかなか容易なことではないのだな。そのままホテルに戻り、『笑けずり』を見て、就寝。こゝろのキャラクターはなんとなくプー&ムー思い出した。

9月22日(火)。ホテルのチェックアウトを済ませて、浅草へ。あっちこっちを見て回ったところでもんじゃ焼きの店を探すも、どこもかしこも開店前。どうしたものかと悩んでいたところで、地元には支店がない「てんや」を発見。500円の天丼を食べて、とりあえず満足する。先日、台湾の人に薦められた「江戸東京博物館」へ移動。中へ入ると、チケット売り場まで鈴本以上に長い行列が出来ていて、驚愕する。とはいえ、捌けるのは早く、25分ほどで展示会場の中に入ることが出来た。江戸時代の建築物や文化がリアルに再現されていて、とても素晴らしかった。夜鳴き蕎麦の屋台には感動した。ようやくアレの構造を理解することが出来た……。感動に打ち震えて、信玄袋まで買ってしまった。……使うだろうか。

その後、上野に戻って、今度は「Cafe ルノアール」と「富士そば」をハシゴして、14時ごろに成田空港へと出発。1時間近くかけて空港に到着し、17時発の飛行機で帰郷。終わってみたらあっという間の東京旅行、やり残しは次回の楽しみということで……
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プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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