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『笑ってコラえて!』が見せる大人の余裕と技術

夕食時、とりあえずテレビの電源を入れたものの、これといって見たい番組を決めていなかったので適当にザッピングしていると、『所さんの笑ってコラえて!』スペシャルが放送されていたので、これを視聴する。企画は「日本列島 ダーツの旅」。スペシャルだからなのか、今回は所さん自身がダーツの旅に赴き、現地の人たちと話をしたり、現地の施設を見学したりしていた。とはいえ、そこはやっぱりマイペースで知られる所さんなので、単なる地方ロケでは終わらない。地元の人たちの接待に対してこっそり毒を吐いたり、地元のお祭りをレポートする仕事をサボッて居酒屋に逃げ込んだりと、タレントとしてのポテンシャル(?)を如何無く発揮した楽しいロケを展開していた。

ダーツの旅を見ている間に夕飯を終えてしまったが、久しぶりの『笑コラ』が面白かったので、そのまま視聴を続行。続く企画は「スゴ~イ地味な人なくしては、スゴ~イ派手な事なしの旅」。ド派手な業界を陰で支えている人たちを特集するコーナーだ。今回のテーマは“映画の予告編制作”。映画の予告編を専門に制作している会社へと赴き、その特殊な業種ならではのエピソードを色々と伺っていた。来春公開予定の映画『ちはやふる』の特報が作られる行程も追っていて、とても惹かれた。プロデューサーの注文にしっかりと答えつつ、自分のセンスもちゃんと出して、作品の魅力を引き出していく……ブログという媒体でちょぼちょぼレビューを書いている身としては、なにやら(一方的に)通じるモノが。うーん、頑張らないといけない。

この後も、日テレ新人アナに密着する「1年たったらこうなりましたの旅」、妖怪に扮した千原ジュニア(結婚発表前)が幼稚園児たちに結婚について相談する「パワーアップ!幼稚園の旅」、“輸送技術界のノーベル賞”ことエルマー・A・スペリー賞を受賞した日本人・山口琢磨氏を取材した「ノーベル賞じゃないけどノーベル賞くらいスゴイ賞を取った日本人の旅」、マイケル富岡と武田修宏の二人が横浜の町を終電から始発まで飲みまくる「朝までハシゴの旅」など、面白いコーナーばかりが続いた。特に「1年たったらこうなりましたの旅」は、普段は見られない“高校生クイズの問題読みに苦心するアナウンサー”の姿が映し出されていて、非常に興味深かった。アナウンサーはただ原稿を読むだけの仕事ではないのだ。あと、妙に感心したのが、「パワーアップ!幼稚園の旅」でジュニア扮する妖怪に子どもが自分の好きな人の名前を皆には内緒で告白したシーン。この名前に対して、番組が音声処理を施していたのである。これには驚いた。子どもの言うことだから……と雑に処理しない真摯な態度を感じた(これまでがどうだったのかは知らない)。

クセのある演出、底意地の悪い視点、そういったものを取っ払ったうえで楽しませてくれる『笑ってコラえて!』は、いわば大人の余裕と技術を感じさせるバラエティ番組なんだなあ、と改めて感心させられた。もちろん、『水曜日のダウンタウン』や『ゴッドタン』も大好きだけど、恐らく所ジョージの引退とともに終了するだろうこの番組の大切さもまた、同時に噛み締めていかなくてはならないと思った次第である。自分が中年といえる年齢になったとき、こういった番組はまだ残っているのだろうか。その頃には、もう私はテレビバラエティのメインターゲット層から外されてしまっているのかもしれないなあ……。
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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