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『ジャルジャルのうじゃら』(2015年10月7日)



2015年10月7日から12月23日にかけて12週連続でリリースされる、ジャルジャル自選コント集の第一弾。

営業部に配属された新入社員の凡尻は、そこで出会った自分と同様に珍しい名字の大尻という男に誘われ、お互いの個性的な名前を武器にした大胆な営業活動に打って出ることになる『大尻・凡尻』。高校を卒業したら大学へ進学せずに東京でミュージシャンになろうと考えている友人が、「これさえあればミュージシャンとして売れる」と確信したオリジナルソングを聴かせてくれようとするのだが、恥ずかしがってなかなか始めてくれない『ハズい』。大阪タワーという漫才師が「学生時代によくやっていたかくれんぼ」をやってみようと言い始め、いわゆる漫才コントを始めようとするのだが……『リアル漫才コント』。審判にレッドカードを出されたサッカー選手がひたすらにダダをこね続ける!『ダダこねサッカー選手』。人の家の壁で立小便をしている男に注意をしたところ、そいつの言動が明らかに度を超えていて……『頭おかしい奴』。喋り方も様子もオカしいクラスメートの南を描写した『南』。以上、全六本のコントが収録されている。

『大尻・凡尻』は2012年7月に松山で鑑賞したライブ『ジャルっ10じゃねぇよ!』で披露されていたコントだ。大尻と凡尻がリズミカルに動き回る様子がたまらなく可笑しくて、当時からお気に入りの一本だった。だから、このネタが12週連続リリースの幕開けとして選ばれたことは、個人的にちょっと嬉しい。『ハズい』はジャルジャルコントの特徴の一つであるしつこさが取り入れられている。同じ展開を飽きさせることなく見せ続ける職人技が光る。『リアル漫才コント』は漫才師にケンカを売っているパターンのコント。一見すると、単なるナンセンスコントのようだが、福徳が後藤の言動を注意するくだりに皮肉めいたものを感じさせられた。……気のせいかな。『ダダこねサッカー選手』も『ハズい』と同様にしつこさを取り入れたコントだが、やりとりのきっかけがやや不条理なため、『ハズい』とは少し違った味わいを見せている。投げやりなオチも良い。『頭おかしい奴』は純粋に頭おかしい奴の対処法を描いたコント。ただ、終盤の展開を思うと、『徒然草』にある【狂人の真似とて大路を走らば、即ち狂人なり】を彼らなりに表現してみせようとしていたのかもしれない。頭おかしい奴を演じる福徳、それを乗り越えていく後藤、それぞれの高い演技力も素晴らしい。『南』は地上波のコント番組に出演していた頃のウッチャンを彷彿と。あからさまなコントメイクととてつもなくクセの強いキャラクターが、サイコーに面白い。一部で「ジャルジャルはウッチャンナンチャンに似ている」という仮説がささやかれているが、このコントを演じている後藤の振り切れぶりを思うと、納得せざるを得ない。完全に憑依している。

これらのコントに加え、とあるコントに登場したキャラクターに密着したドキュメンタリーを特典映像として収録。基本的な流れはライブ映像のそれと同じなのだが、映像になっている分、キャラクターに説得力が増しているように感じられた。別のコントに登場したキャラクターたちがさらっと登場する遊び心も丁度良い。12週連続リリースという連続企画モノだからといって、決して手は抜かないという姿勢が感じられた。10月14日リリースの第二弾『ジャルジャルのえじゃら』にも期待が持てる。楽しみだなあ。


■本編【32分】
「大尻・凡尻」「ハズい」「リアル漫才コント」「ダダこねサッカー選手」「頭おかしい奴」「南」

■特典映像【10分】
「上京物語~ミュージシャンを目指して~」
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プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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