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『ジャルジャルのえじゃら』(2015年10月14日)



2015年10月7日から12月23日にかけて12週連続でリリースされる、ジャルジャル自選コント集の第二弾。

声がやたらと細い家庭教師が、声がやたらと太い生徒とともに大学合格を目指す『声細い家庭教師と声太い生徒』。カットを終えたばかりの客が何故か美容師の腹を執拗に殴り始め……『腹』。屋外で営業活動をしている着物を着た男性を見かけたのだが、その正体が演歌歌手なのか落語家なのか分からない『手持ち無沙汰で夢掴む』。ルームシェアの相手が留守なのをいいことに、こっそりと尻にペットボトルを入れ始めた男の顛末とは!『尻にペットボトル入れる奴』。若手お笑いコンビ“タッチワゴン”が明日のテレビオーディションに向けてネタを異常に練習し続けている様子を描いた『練習の鬼』。オペラの主役の座を奪われた男が、本番当日、主役を演じる男をホテルの一室に呼び出して、首にスタンガンを当てる……!『オペラ歌手』。以上、全六本のコントが収録されている。

まったく逆の性質を持ったキャラクター同士が会話を重ねていく『声細い家庭教師と声太い生徒』は、古典落語『長短(気の長い男と気の短い男のやりとりを描いた演目)』を彷彿とさせる。ネタそのものも面白かったが、声の細さ・声の太さを演じるジャルジャルの程々の誇張を見てもらいたい。『腹』は不条理極まりないコント。その暴力性が故に観客も少し引いていたが、延々と腹だけを様々なバリエーションで殴られ続ける姿には笑わざるを得なかった。『手持ち無沙汰で夢掴む』は、どちらも着物を着ているからという理由で作られたとしか思えない強引さがバカバカしいコント。よくよく聞いてみると、とてつもなく気持ちの悪い話をしている落語パートがまたバカバカしい。『尻にペットボトル入れる奴』はオチありきのコント。衝撃的な結末に戦慄を走らせてもらいたい。『練習の鬼』はまったく同じ内容のショートコントが何度も何度も繰り返されるコント。ただ、ここで注目すべきは、そのクドさではなく練習に付き合わされる相方の変化だ。じわりじわりと苛立ちが募る様子がとてもリアルで、たまらない。『オペラ歌手』は個人的に本作で一番好きなコント。『古畑任三郎』を彷彿とさせる大人のミステリーな雰囲気が、急転直下の勢いでコメディになってしまう爽快感がサイコーだった。「いちちちちちちー」の語感の良さ!

これらのコントに加え、『練習の鬼』に登場するお笑いコンビ、タッチワゴンに密着したドキュメンタリー『売れたいんや! ~あるお笑い芸人の挑戦~』を特典映像として収録。コントで描かれている状況の前後が映像化されているので、その世界観をよりリアルに感じることが出来る。……結末の生々しさよ……。そして今回も、別のコントに登場したキャラクターたちがさらっと登場。前作『ジャルジャルのうじゃら』に登場したキャラクターの姿もあったようだが……彼がまさかキーマンなのだろうか。気になるなあ。10月21日リリースの第三弾『ジャルジャルのおじゃら』にも出ていたら……何かあるのかもしれないなあ。


■本編【30分】
「声細い家庭教師と声太い生徒」「腹」「手持ち無沙汰で夢掴む」「尻にペットボトル入れる奴」「練習の鬼」「オペラ歌手」

■特典映像【10分】
「売れたいんや! ~あるお笑い芸人の挑戦~」
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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