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『茄子 スーツケースの渡り鳥』

茄子 スーツケースの渡り鳥茄子 スーツケースの渡り鳥
(2007/10/24)
大泉洋.山寺宏一.坂本真綾

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 前作『茄子 アンダルシアの夏』が退屈な作品だったので、あまり期待せずに鑑賞したのだが、なかなか面白かった。なんていうのかな……ジブリの遺伝子を感じさせる作品になっていた、というか。アニメーション表現が往年のジブリジブリしてて、良かったなあ。

 物語の舞台は日本。ベルギーのロードレースのチーム、パオパオビール・チームは日本で開催されるレースに参加することになったのだが、その折、チームメンバーの一人であるチョッチの練習仲間、マルコ・ロンダニーニが急逝する。チョッチの心は揺らぐなか、面々は日本へと飛ぶ。

 一応、前作の主人公ペペ・ベネンヘリ(東京03角田に似ている)がメインキャラクターになっているけれど、今作はチョッチが主役的活動をしている。ちなみに、ペペを演じるのは大泉洋、チョッチを演じるのは山寺宏一だ。

 前作は、ただ原作(黒田硫黄『茄子』)をなぞっているだけというか、これといってアニメーション的に面白い表現が無かったような印象があった。しかし今作は、その反省を踏まえたのかどうか知らないけれど、随所にアニメーション表現が使用されており、純粋に楽しい作品に仕上がっていた。

 例えば、レース中にペペが水溜りでスベってしまうシーン。リアルに描くなら、シリアスになってしまうだろうシーンなのに、そこを徹底的にコミカライズする。出血はしないし骨も折れない。服は尻の部分だけが破ける。この遊びの部分が、ちょっとジブリ的なんだよなあ。個人的には『紅の豚』を思い出した。

 あと、ヒロインが良いよねえ。豊城ひかる。もう、もろにジブリの遺伝子。性的なエロティシズムを匂わさない、いわゆる“少女”といった感じの女性キャラクター。良いねえ。清純だし。ペペの尻を見て、顔を赤くするし。幼い弟がいるし。満点やないかい!(Wエンジンのあの人風に)

 ホントに、まったく期待せずに観たけれど、ここまでしっくりくるとは思わなかったなあ。宮崎駿が深淵を目指すようになって、いわゆる古典的ジブリな作品が作られなくなった今日この頃だけど、まさか、こんなところで芽が萌え始めていたとは……気付かなかったなあ。高坂希太郎の名前は、覚えといたほうが良いのかもしれない。うん。
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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