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次の『ハ○クロ』は君だ!

スピッツ名曲をノベライズ!音楽小説コンテスト開催(ナタリー)

 スピッツの楽曲をテーマにした小説を募集する、という企画がソニー・マガジンズにて行われている。なんでも、グランプリ作品には賞金100万円が送られるという。100万円。魅力的な数字だ。かつてネット上に短編(駄)小説を幾つも発表し、今もブログ上にて(駄)文章を起こし続けている人間としては、やる気を出さずにいられない。

 ただ、ひとつの問題がある。僕はそれほど、スピッツの音楽にシンパシーを覚えないのである。そんな人間が、スピッツの楽曲をテーマにした小説を書いたところで、スピッツの雰囲気を文章に漂わせることなんて出来ないだろうし、万が一にグランプリに輝いたとしても、インタビューでスピッツに対する愛情の薄さが感じ取られるような受け答えをしてしまい、日本国民の四割(うち八割が美大生)くらいの人数がいると言われているスピッツファンの顰蹙を買って、いしいひさいちよろしく住所不定の人間として生きていかなくてはならないようなことにも成りかねない。

 そこで、とりあえず我が家にあるスピッツのアルバムを穿り返し、少しでもメッキを分厚くすることにした。全ては100万円のためである(←最悪)。CDラックの中を漁ってみると、二枚ほど発掘した。うち一枚は、スピッツ自身に存在を否定されてしまい、現在はスピッツ自身によって魔封破されてしまったベスト盤『RECYCLE Greatest Hits of SPITZ』。中古屋で発見した紙ジャケ仕様のヤツだが、殆ど聴いたことがない。実は購入当時、このベスト盤が廃盤になることが既に決定していた。そこで当時の僕は、それなら今のうちに買っておけば、後でちょっとばかり価値が出てくるのでは……という、小悪党的な薄汚い妄想を展開。購入に至ったのである。資本主義にまみれたベスト盤は、見事、資本主義的に僕の手に渡ったということだ。ろくでもない。

 もう一枚のアルバムは、『ハヤブサ』だ。スピッツにとって九枚目のオリジナルアルバムで、「メモリーズ」「放浪カモメはどこまでも」「ホタル」などのシングル曲を収録している(但し「メモリーズ」はアレンジ版)。これは純粋に、面白そうなアルバムだと思って、中古屋で購入した。実際、かなり面白かった記憶がある。……面白かった記憶、だけだけど。具体的にどういうアルバム曲が収録されていたのか、あまり覚えていない。やっぱりちょっと、合わないのかもしれない。

 たった二枚のアルバムで、果たしてスピッツのメッキを身につけることが出来るのか。分からないが、ここは資本主義的な欲望を抑え、脳の音楽フィルタを完全に開放し、純粋にスピッツの楽曲を受け止め、彼ら自身に偽りに似た愛情を注ごうではないか! そんな決意を胸に僕は、心を込めてキリンジのベスト盤を再生した。

 ……締め切りは来年の二月だから、焦らないの!
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プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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