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なあ、笑いを語ろうじゃないか!

面白い記事を見つけた。

徹底討論! タブー破りの『お笑い原論』(前半)
徹底討論! タブー破りの『お笑い原論』(後編)

芸人としてだけではなくコラムニストとしての大活躍中のマキタスポーツを中心に、プチ鹿島・サンキュータツオの三名が、昨今のお笑いについて軽快に語っている。同意できる点もあったし、同意できない点もあったけれど、とにかく興味深い記事だった。

例えば、キングオブコントについて。鹿島が語る<オンエアバトル(一般審査員)→M-1グランプリ(大物審査員)→KOC(芸人審査)>の流れについての説明を受けて、マキタは「お笑いが満ち足りてる現在、視聴者は高みの見物をする貴族でしょ? そんな状況だからこそ、より残酷なものを見たがっている」と語った上で、次の様に述べている。

そこでネタだけ見ても、退屈でつまらない。やっぱり芸人が苦しむ姿を見てみたいっていう欲求が、視聴者の意識にあるんだと思う。そういった意識を敏感にすくいとった制作側が、ああいう"残酷ショー"という形式にした。


この分析自体は興味深い。確かに視聴者には、芸人が苦しむ姿を見て楽しみたいという欲求がある。だからこそ、客観的に見れば大惨事に次ぐ大惨事が繰り広げられた、あの「27時間テレビ」は成功したわけだし。たけしが今田を轢いた瞬間なんか、血が沸騰したもんね。

ただ、それならどうして、制作側が“残酷ショー”に仕立て上げたKOCの終了後、多くの視聴者たちが憤りを感じていたのか。この記事は、どうもその辺について語りきっていない。あくまで雑談形式であるためか、テーマが統一されておらず、話もどんどん変わっていく。その詰めの甘さがちょっと、勿体無い。討論というからには、それなりにテーマを決めておくべきだったのかもしれない。KOCならKOC、ひな壇芸人ならひな壇芸人と。あくまで味見、ということなんだろうか。

ところで、この雑談は鹿島の次の発言で締めくくられている。

面白い芸人はこれからもたくさん出てくるだろうけど、"生き物"として面白い、カリスマ性を持った芸人は、養成所を通過せずに、全然関係ない場所から出てくるかもね。


果たして、どうだろうか。たけしやタモリが異質な存在として登場した頃と、今の時代とでは大きく変化している。彼らが言うところの、「生き物として面白い芸人」の登場の仕方だって、当時とは大きく変わっていると考えても、不思議じゃない。それこそ、養成所をさりげなく潜り抜け、テレビという草原へと放たれた野獣が、既に存在しているかもしれない。

全ては想像でしかないわけだけど。
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なので語ってみました。

お笑いファンになって、初めてM-1を迎えようとしております。
様々なブログを巡るようになって思ったのは、「お笑いって残酷だな……」ということです。
笑うことは一瞬でしかなく、演者はその為にとてつもない労力を使い、観客はその一瞬で判断してしまう。そして、そこにどうにもならないことが絡んでくる。
でも、だからと言って止めることは出来ない。魔力のようなものがありますね。
お笑い原論の記事は、私も面白く読みました。
今の視聴者が高みの見物をする貴族という指摘は、図星だと思いました。
なぜ、その残酷なショーのキングオブコントが反発を受けたのかということですが、本来あった演者と観客の共犯関係が壊れてしまったからではないでしょうか。意識的かどうかは分かりませんが、観客は切られてしまった。と私は考えます。
でも、この先演者と観客の共犯関係が無くなるということはないですよね。
その残酷さをきちんと背負って、笑いだけを見つめられるようなファンになりたいです。
無自覚にお笑いを見ていた頃より後退しているかもしれませんが。

追伸 いつも読ませていただいているお返しをと思い、菅家さんのページからサンドのDVDを買わせていただきました。

No title

>共犯関係
まあ、そういうところは大きいかもしれませんね。これまでの審査形式だと、観客が参加していたり、芸能界でも大御所と言われている人たちが審査していたりして、まだ観客も納得は出来ていたでしょうから。分かります。

あ、DVD御購入有難く存じます。先日、当ブログでハレンチなモノを買われたかたがおりましたので、てっきりそういう人ばっかりなのかと思っていましたが、どうやらちゃんとお笑いを買っていただける方もいらっしゃるということで、一安心です(笑) 僕も他所のお世話になってるブログさんとこで買わないとなあ…。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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