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このお笑いDVDがスゴかった! 2008

最近、ネット上で「面白くない芸人が増えている」などというコメントを見かけることがあります。まあ、そういう意見もあるでしょう。ただ、悲しいことに、それなりに多くのネットユーザーが、そういった意見を持っているんですね。面白い芸人さんは、世の中に沢山いるのに。その視界を狭めて、面白い芸人さんが見えなくなってしまっている人たちが、芸人さんに対して否定的になるという、この不条理。

今やお笑いは、自動的に流されてくるものではありません。今の時代、自分たちが好ましいと思えるようなお笑いは、自らの力で探し出さなくてはいけません。そんな時代の中で、いつまでテレビに頼っているのか! 民衆よ、アンテナを捨てよ! DVDを買うのだ! ……いや、流石にそこまではいきませんが。

この2008年。くすぶりかけていたお笑いブームは、見事に息を吹き返しました。「爆笑レッドカーペット」「あらびき団」に代表されるショートネタブームによって、様々な若手芸人たちのネタをおつまみできる現行のスタイルは、まさにライブDVDのためのシステムと言っても過言ではありません。そうです! 今や時代は、お笑いDVD全盛期! 出せば売れる時代なんです! 結果、この2008年に僕が購入したお笑いDVDの本数は、過去最高の百五本!(新作のみ) バカじゃなかろうか!

今回、その百五本の中から、個人的にオススメしたい作品を十本ばかり選出し、ランキング形式で御紹介したいと思った次第です。毎年やってるアレです。ぶっちゃけた話、長いです。長いですが、今年最後の記事ですので、我慢して読んで頂きたく存じます。苦行かよ!

まずは、10位より参ります。どうぞ!


・10位『エレ片コントライブ~コントの人~
エレキコミックとラーメンズ片桐仁によるユニット、エレ片。彼らはこのユニットで何度かライブをやっているんですけど、そこでやってることの大半は、元々の持ちネタを焼き直していたり、トークや企画で茶を濁していたりで。あくまでもファンサービスという印象の強い内容のものが多かったんですが、今作はちゃんと新作のコントを収録しています。これがまた、面白い。ちゃんと作ったら面白いんだぞってことを、しっかりとやってくれてます。個人的オススメは『リアル湯けむり殺人事件』。

・9位『アンガールズ 単独ライブ「アンデルセン」
元々、コント師としての評価が高いコンビではあるんです。過去に発売されたライブDVDは、いずれもハイクオリティな内容でしたし。ただ、今回はそのハードルを更に飛び越えてきたという。ちょっとロングコントが下手なコンビだったんですよね。それが今回は、ノスタルジックな雰囲気の漂う、なかなか味わい深いロングコントを持ってきて。コント師として、一つ上のレベルに来たって感じがしましたね。個人的オススメは『ロックオーディション』。あと『あさり屋』。

・8位『』(オリエンタルラジオ)
まあ、衝撃的でしたね。あのオリエンタルラジオが、完全に新作の映像コントDVDを出すと聞いたときは、本当に驚きました。以前から「武勇伝」以外のスタイルもあるということは、知っていたんですよ。ただ、こんなに早く、あっちゃんのドス暗い部分を垣間見ることが出来るとは。で、実際の作品を観て、またビックリですよ。もう、コントとしてだけではなく、映像作品として完成されている。彼らなりの本気を感じる作品でした。個人的オススメは『あの日の夏はよく思い出せない』。

・7位『流れ星 単独ライブDVD~岐阜浪漫~
今、流れ星ほどにエネルギッシュでバカバカしい漫才を作り出している漫才師を、僕は他に知りません。今年のM-1グランプリで真に決勝戦に残るべきだったのは、流れ星だったと未だに思ってますからね、僕は。まあ、とにかく漫才の発想がブッ飛んでるんですけど、決して観客を置いていかないんですよ。かなり絶妙なラインのボケを繰り出してくる。この発想力の高さは、もっと評価されるべきだと僕は思うんですね。今年度のオンエアバトルチャンピオン大会、期待しています。個人的オススメは『夏休み』。

・6位『兵動大樹のおしゃべり大好き。1
兵動さんのトークって、凄く親近感が沸くんですよね。フツーの人なら簡単に忘れてしまうような、日常に起こりうる失敗とか、マヌケな出来事とかを、兵動さんは物凄く面白い話にしちゃうんですよね。その、ハードルの低さというか、話術の巧みさというか、もう凄いですよね。本当に、なんで2008年は兵動さんの年にならなかったんだろうなあと、今でも不思議に思っています。個人的オススメは『ポリープ』。

・5位『ジャルジャルの戯(あじゃら) 1
もう、待望のDVD化ですよね。誰もが望んだDVD化ですよ。以前から、コントの独創性の高さと、クオリティの高さが評価されているコンビでしたからね。もう、待望の一言ですよ。で、実際に観て、もう保存版認定ですよ。シュールというか、ナンセンスというか、偏執的な世界観のね。こういうコンビが関西の、しかも吉本興業から出てきたっていうことが、凄いですよね。時代の流れを感じます。ただ、CDは要らなかったと思いますが(笑) 個人的オススメは『変なキャラ練習させられてる奴』。

・4位『bananaman live 疾風の乱痴気
感動の一言。だって、もう……何年も回り道してましたからね。不調が続いて。『SugarSpot』の頃から換算すると、五年の回り道ですよ。その回り道を経て、このライブですよ。長ぇなあ、おい。かなり清涼感漂うライブになっていまして、ネタも、日村さんが動き回るドタバタコントもあれば、設楽さんの発想がキラッと光るシュール性の強いコントもあって。長年に渡りバナナマンがとりあえず目指していた場所に、ようやく立てたという感じがね。非常に感動的でした。個人的オススメは『風の如く』。


駆け足で4位まで来ました。どうでしょうか。菅家の感性は、皆さんの感性と上手く噛み合っていらっしゃいますでしょうか。それとも、あんまり上手く噛み合っていないでしょうか。まあ、そんなことは知ったこっちゃないんですけども。えー。ここで、惜しくも10位以内に入らなかった作品を紹介したいと思います。言うまでもなく、これらの作品も非常にハイクオリティです。

バカリズム ライブ 「科学の進歩」
鳥居みゆき ハッピーマンデー
髭男爵 単独舞踏会「ボンジュール~お姉さんのロンドン留学の話がなくなってもいいのかい!?~」
関根勤の妄想力 東へ
快楽亭ブラック 不敬罪
漫才ベストライブ「しのびねぇな。かまわんよ。」


それでは、残り三作品。参ります。


・3位
ネプチューン おひつじ座の巻 [DVD]ネプチューン おひつじ座の巻 [DVD]
(2008/07/31)
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やっぱりですね、コント師としてのクオリティが物凄いんですよ。いわゆる舞台コント師ではなくて、スタジオコント師としてのクオリティ。舞台でも勿論、映える人たちなんですよ。でも、スタジオでコントをやらせると、それ以上に映えるんです。もう……前にも書きましたけど、ここまでスタジオコントが映えるユニットって、もはや他にいないんじゃないですかね。いや、やっぱり暴走するホリケンは良い! 個人的オススメは『控室』。

・2位
シモキタ・コメディ・ナイト・クラブ 今夜の出演:吹越満 [DVD]シモキタ・コメディ・ナイト・クラブ 今夜の出演:吹越満 [DVD]
(2008/11/19)
吹越満

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時代の変化というのも、あるんでしょうね。だから、昔はここまでムチャクチャなネタが作れたけれど、今はもうちょっとセーブしないと世に出せないっていう。もちろん、そういった規制の中だからこそ作り出せる笑いというのも、あるんですよ。ただ、今の時代の規制よりもずっとユルーい規制だった頃のお笑いと、今のお笑いを比べると、どうしても発想の自由さという意味で差が生まれてしまいます。この吹越満の再演ライブは、まず下ネタの多さに目が行ってしまいますが、その後で、とてつもなくフリーダムな笑いを生み出していることに気付くんですよね。当時の吹越氏が生み出していた笑いと同じ方向性の笑いを、今の芸人は作り出せないんじゃないかと思いますね。いや、鳥居みゆきが近い路線を歩んでいるのかもしれませんが……本当に、衝撃的でした。個人的オススメは『日本一のせんずり男』。

・1位
第7回東京03単独ライブ「スモール」 [DVD]第7回東京03単独ライブ「スモール」 [DVD]
(2008/11/12)
東京03

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完璧というのは、こういうのを言うんでしょう。もう、完璧としか言いようがありませんよ。東京03による通常スタイルのコントもあるし、ちょっと捻くれたシチュエーションのコントもあるし。幕間映像も素晴らしかったですし、オープニングテーマ・エンディングテーマに至るまで、完璧の一言。これで副音声まで付けちゃってるんですから、贅沢ですよねえ。個人的オススメは『卒業生』。幕間映像の「豊本いるよ」と一緒に、お召し上がりください。


さて、如何でしたでしょうか。納得のいくラインナップだったでしょうか。それとも、なんとなくしっくりいかないラインナップでしたでしょうか。まあ、あくまで個人的な好みによる選出なので、多少は、仕方が無いところはあると思います。ただ、個人的には、これで確定ということで。2008年のお笑いDVDは、東京03『スモール』が最高峰! ということです。個人的に。

これで、2008年の更新は終わりです。では、また2009年に、お会いいたしましょう。
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2008年は

テレビで芸人さんを知って、DVDで楽しむというシステムが成立した年ということになるのかなと、思いました。
兵動さんのDVDは私も買ったので、ランクインがとても嬉しいです。
矢野さん共々、来年はブレイクして欲しいです。
1位は東京03ですか。ずっと気にはなっていたのですが、知らない人間が、いきなり完璧なものを見ても大丈夫でしょうか。
その先物足らなくならないでしょうか。

何はともあれ、来年も菅家さんと全ての芸人さん達に幸あれ。

兵動さんのトークライブは本当に良かったですね。味わい深いというか、兵動さんのマヌケっぷりが楽しいというか(笑) 東京03は基本的にコントのクオリティ自体が高いですからね。ですから、過去のコントも、決して今作に比べてクオリティが低いということはないと思うので、大丈夫ではないかと思います。個人の好みの違いはあると思いますけど。来年の作品に期待したいところです。

それでは、良いお年を
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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