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『BIG FISH』

ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション [DVD]ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション [DVD]
(2007/05/30)
ユアン・マクレガーアルバート・フィニー

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いやー、泣いた。実際には泣いてないんだけど、いや、でも泣いたわ。ティム・バートンの映画って、ホントに外れないよね。まあ、某チョコ映画は元のヤツの方が好きだったけど。でも、外してはいなかったな。うん。外れてない、外れてないぞぉ。

僕という人間は、どうもこういう大団円な終わり方をする映画に、めっぽう弱い。過去、色々な映画を観てきたけれど、自分の目頭が熱くなった映画の殆どが、大団円な終わりかたをしていた。誰かが死ぬだとか、そういうことで泣くことはないのだけれど、何故か大団円になると、泣いてしまう。不思議だ。恥ずかしい話かもしれないが、ザ・ドリフターズの『ドリフのほんとにほんとにご苦労さん』を聴いてても泣きそうになるんだよなあ。集合に弱いらしい。いや、もはや弱いとかじゃないな。パブロフの犬状態だ。

それにしても面白い映画だったなあ。前にも一度だけ観たことがあるんだけど、あんまり覚えてなかったんだよね。ちょっと地味だからかな、ティム・バートンの映画としては(後で知ったのだが、この作品は原作モノらしい。どうりで)。話としても、人生が楽しくなるウソをつき続けている父親の物語なんて、かなり地味……というか、凡百なシチュエーションではある。あると思う。

でも、この映画のシチュエーションって、ちょっと違うんだよなあ。ウソをつき続ける父親と、そんな父親の本当の姿を知りたがっている息子。そして、だんだんと明かされていく、ウソと真実の物語。このウソに、重みが無いんだな。映画でウソをつく人の話というと、例えば犯罪に手を出してる詐欺師だとか、命か何かを救うためにウソをつく、勧進帳みたいな話だとか、そういう感じになると思うんだけど。この映画において、ウソというのは、あくまでも話を膨らませるための潤滑油でしかない。

だから、父親のウソを重点的に見た作品なのに、そのテーマはウソ自体には無くて、そのウソの背景にあるものだとか、そのウソに付随するものだとか、そんな、ちょっと違ったところにテーマがあるという意味で、この作品は、面白い。と思う。そんな堅苦しいことを考える必要なんて無いんだけども。

それにしても、良いウソをつく親父だった。子供の頃、急に身体が成長する症状が起こってしまい、数年間ベッドの上で生活したとか、愛する人に出会った瞬間には時が止まるというが、その時は本当に時間が止まってしまったとか。ちょっとロマンチックなのが良いネ。男のロマン! そうなんだよなあ、この作品は父親のウソからロマンを感じ取れるのが、良いんだよなあ。

こういうウィットに富んだ親父になりたいと思うけれど、たぶん無理だろうなあ。こういう軽妙な想像力を持った人間には、僕はなれそうにない。僕がなれる親父といったら、夕食の席で下らないダジャレを言って家族に非難される親父くらいなものだろうなあ。……うん、ウチの親父のことだけどね。遺伝するんだろうなあー。
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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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