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暇なので四コマ漫画の値段を比較してみた

先日、とある書店に出向いたときのこと。特に目的も無く、広々とした店内を徘徊していたところ、とある四コマ漫画が平積みされているのを発見した。その四コマ漫画のタイトルは『けいおん!』。近いうちにアニメ化するということで、ちょっとばかりイチオシ扱いになっていた作品である。四コマ漫画には目が無い僕としては、チェックしないわけにはいかない。何も言わず、それを手にしようとしたのだが、値段を見て、思わず躊躇する。

高い。いや、高くはない。819円の単行本なんて、世の中に幾らでもある。でも、その時は高いと感じた。というのも当時、僕は『サナギさん』を購読中だったのである。『サナギさん』とは、月刊少年チャンピオンで連載されていた、施川ユウキの四コマ漫画だ。連載は既に終了しており、単行本は全六巻で発売中である。つまりその時は、『サナギさん』の単行本の値段を基準にして、考えてしまっていたということだ。ちなみに『サナギさん』の単行本の値段は、420円也。『けいおん!』の単行本と比べて、およそ半額で買える。

もちろん、両者には圧倒的な違いがある。その最大の違いが、形状だ。『けいおん!』の単行本は四コマ漫画の単行本に多く見られる大きめのサイズだが、『サナギさん』は通常の少年コミックと同じサイズである。このサイズの違いは大きい。それから、購買層の違いも大きく反映されているのではないかと思われる。通常の漫画雑誌に掲載されている作品と、四コマ漫画の専門誌に掲載されている作品とでは、その読者層に大きな違いがある。前者の場合、普段は四コマ漫画を読まない人間でも、他のストーリー漫画を読むために雑誌を購入し、たまたま目に留まるということが起こりうる。しかし後者の場合、四コマ漫画自体に興味が無い人間だと、そもそも手に取ろうとはしない。そのことを考えると、通常の漫画誌に比べ、四コマ漫画専門誌の方が、購買層が狭いのではないかという推測による結論が生まれるわけである。雑誌の購買層が狭いということは、単行本の購買層も勿論狭い。だから、単行本の値段が上がる。

それならば、だ。四コマ漫画専門誌に掲載されている作品のみで比較してみたら、どうなるのか。そこに明確な違いが生まれるのかどうかは知らないが、試しにやってみようじゃないかと思い立ち、やってみることにした。お察しの通り、暇なのである。手当たり次第に取り上げるのもアレなので、とりあえず家にある作品をチョイスしてみることにした。こういう本が並んでいる部屋に住んでいるのである。趣味丸出し。なお、値段は税抜表示。

571円:『ぼのぼの』(いがらしみきお/竹書房)
571円:『てんぷら』(なんば倫子/芳文社)

648円:『けものとチャット』(みずしな孝之/竹書房)
648円:『うたうめ』(安田弘之/竹書房)

724円:『光の大社員』(OYSTER/双葉社)

743円:『けものへん』(大橋ツヨシ/ぶんか社)
743円:『うちの嫁ってどうでしょう?』(福満しげゆき/双葉社)

762円:『だめよめにっき』(私屋カヲル/双葉社)※ほぼオールカラー

819円:『ぽてまよ』(御形屋はるか/双葉社)
819円:『男爵校長DS』(OYSTER/双葉社)
819円:『棺担ぎのクロ。』(きゆづきさとこ/芳文社)
819円:『○本の住人』(kashmir/芳文社)

1143円:『もえよん学園』(むっく他/双葉社)

値段ごとに改行してみた。全体的に見て、竹書房の作品が安めに売られているという印象。ただ、芳文社の『てんぷら』もかなり安価で売られているみたいなので、ただ単にウチにある芳文社の本が極端に少ないだけという可能性大。どっちにしても、双葉社が全体的に高いという感じか。……というか、総じて萌え系四コマが高価だという事実が、明確に分かる結果となった。特に『光の大社員』と『男爵校長DS』の差は歴然。同じ作者で同じ出版社なのに、百円近い差が出るのか! 驚きである。

……と、ここで大事なコトを忘れていたことに気付く。ページ数だ。見た目には似たようなサイズばかりが雁首を揃えている様に見える四コマ漫画の単行本だが、実際に開いてみると、実は大きく違っているのではないだろうか。例えば、百円近くの価格差が生じている作品では、五十ページくらい違うとか。早速、調べてみることにした。なお、データは最新or最終のもの。

132頁:『ぼのぼの』(いがらしみきお/竹書房)
112頁:『てんぷら』(なんば倫子/芳文社)

113頁:『けものとチャット』(みずしな孝之/竹書房)
114頁:『うたうめ』(安田弘之/竹書房)

123頁:『光の大社員』(OYSTER/双葉社)

143頁:『けものへん』(大橋ツヨシ/ぶんか社)
126頁:『うちの嫁ってどうでしょう?』(福満しげゆき/双葉社)

112頁:『だめよめにっき』(私屋カヲル/双葉社)※ほぼオールカラー

117頁:『ぽてまよ』(御形屋はるか/双葉社)
131頁:『男爵校長DS』(OYSTER/双葉社)
121頁:『棺担ぎのクロ。』(きゆづきさとこ/芳文社)
119頁:『○本の住人』(kashmir/芳文社)

219頁:『もえよん学園』(むっく他/双葉社)

そんなに変わらない。なんてこった。つまり、萌え好きな人たちは、通常の四コマ漫画好きたちよりも、余計に搾取されていたということか。驚くべき事実である。萌えラー諸君は怒るべきだ。なんだ萌えラーって。と、ここまで書いておいてなんだけど、何か他に理由があったらすいません。いや、それにしてもこれは……うーん。どうなんだ?

ちなみに。四コマ誌以外の作品も比べてみた。

571円:『ホン!』(いしいひさいち/徳間出版/143頁)

648円:『楽屋裏』(魔神ぐり子/一迅社/145頁)
667円:『スポーツポン』(吉田戦車/小学館/121頁)
680円:『あずまんが大王』(あずまきよひこ/メディアワークス/188頁)

760円:『らき☆すた』(美水かがみ/角川書店/143頁)
760円:『敗北DNA』(市橋俊介/エンターブレイン/145頁)
762円:『フロマンガ』(吉田戦車/小学館/152頁)
780円:『放課後プレイ』(黒咲練導/アスキー・メディアワークス/129頁)
781円:『× -ペケ-』(新井理恵/小学館/141頁)

819円:『こみ小話』(神楽つな/フォックス出版/131頁)
819円:『全集 ののちゃん』(いしいひさいち/徳間書店/343頁)
838円:『どーでもいいけど』(秋月りす/竹書房/213頁)
880円:『ラビパパ』(安田弘之/太田出版/147頁)

1200円:『ドクター秩父山』(田中圭一/アスペクト/330頁)

結局のところ、四コマ漫画の単行本でも819円という値段は高いということが分かった。まあ、だからといって、それを買うかどうかは人それぞれの判断に委ねられるものなので、だからなんだという話ではあったりするのだが。需要と供給が合えば、それで良いのである。で、合わなければ、古本屋に売れば良いのである。で、それを僕が買うのである。皆様、お待ちしております。待つな。
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非公開コメント

No title

だからこそ、打ち切りに見舞われないのかと。
ちなみに、竹書房の4コマ雑誌は、芳文社の雑誌より高めで、紙質もよくありません。
しかし、それで、作家たちは支えられているのだろうな・・・と思いました。
芳文社は打ち切りが多く、単行本も出ないのに対して、竹書房は一度連載が始まれば、打ち切りも少ないですし単行本も出ます。

No title

そうかもですね。
(つまんないのはどんどん切っちゃえばいいのに!)
…今ちょっと、過激な思想が通り過ぎていきましたか。

竹書房はなんかいいイメージ会社強いですね。
『ぼのぼの』連載しているからなのかな。たまに文庫だすし。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

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