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『アオイホノオ 2』(島本和彦)

アオイホノオ 2 (少年サンデーコミックススペシャル)アオイホノオ 2 (少年サンデーコミックススペシャル)
(2009/05/11)
島本 和彦

商品詳細を見る

おかしい。確か、『アオイホノオ』という漫画は、芸術大学に通う学生“焔燃”を主人公とした、近年版『まんが道』だった筈だ。念のため、第一巻を読み返してみる。うーん。いやいや。やっぱりそうだよな。若さゆえの熱気と、感情が空回りする感じが最高の漫画だ。

それなのに。ああ、それなのに。第二巻に入った途端、なんだかマニアックな記述が増えている気がする。いやいや、増えている。間違いなく増えている。ちゃんと若さゆえの熱気もあるし、空回りもあるんだけれど、なんか前時代のオタク的な空気が、むんむんに匂ってくる。例えば、焔燃が女友達の津田と『サイボーグ009』を見る場面。凄い語りが入っている。凄い長い語りが入っている。

以下、書き出してみる。

どうする!?

この津田洋美に説明してやるか!?

この……009オープニングのどこが本当に素晴らしいのかを!!

金田動き!!

正真正銘の金田伊功作画OP

たとえば00ナンバーサイボーグの、

一人一人の能力を順に動きで表現するが、

006の体内の火災放射器から火を噴く場面。

これは……

口の中から炎が出てるんじゃなく、

微妙に口もとからズレて、火が出ている!


昔のアニメだと描けなかった描写!!

つまり、口からは燃料だけを噴出し空気中で炎となるという表現!!

リアル!! SF性!!

そして、

怪力の持ち主という設定の005!!

昔のアニメでも原作でも、平然と無表情で大岩を持ち上げていたが……

今回はあえて、苦悶の表情で盛り上げる演出!!

逆転の発想!!

そして何より、

そこまでの能力を完璧に演出しているのに、

003の、フランソワーズの能力は……

目と耳が超高感度レーダーになっているという設定には一切触れず、

ただまばたきして振り返るだけ。

紅一点の女の子が可愛らしい。

それが、

目と耳がレーダーになっているよりよっぽどすごい能力!!

という、演出家の切れ味の良い思い切り!!

完璧!! おそるべき完璧なオープニング、

100点!!!

――という説明を――この津田洋美にしたものかどうか……!!

いや、するな(実際しなかったけど)。

なんなんだ、この長々とした解説は! ちなみに、この解説は三ページに渡って、つらつらと描かれている。島本氏の絵と合体して、完璧な解説となっているわけである。だから、解説文を完璧に転載しても、何の問題も無い!(あるかもしれない) 今後、こういった解説はより高濃度なものとして、作品のエピソードに組み込まれていくことだろう。……この漫画、ひょっとしたら単なるオタク量産機なのでは……。

まあ、そんなことはどうでも良くなるほどに、二巻187ページに登場する空手少女が可愛かったんだけどね! 良いなあ。マジメそうな感じが良いなあ。焔が質問するたびに、しっかりと「オスッ!」と言うのが良いなあ。頭ナデナデぐりぐりしてやりてえなあ。ああ、なんという姪っ子感! また登場してくれないかなあ、あの子……(色々とダメな僕)。
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アオイホノオ

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菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

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https://twitter.com/Sugaya03

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