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2010年4月「キングコング」

今月からレギュラー放送が開始されることとなった「笑神降臨」。前期放送は途中で感想が途切れてしまい、そのまま放置しっぱなしにしてしまったけれど、今期放送はしっかりと感想文を残していきたいと思う。今回の放送で取り上げられているのは、ネットお笑い界隈ではあまりよく言われていない漫才師「キングコング」。M-1グランプリでは三度の決勝進出を果たし、他の若手芸人よりも一足早くバラエティ番組に進出していた彼らは今回、五本連続立て続けに漫才を披露する。

一本目
お馴染みの「しゃかりき頑張ります!」でスタート。漫才のアタマに勢いをつけた方がいい、という理由から、仲の良い友だち同士がよくやっている動き(腕をガシッガシッとぶつけ合う動き)をしてみようという話へ。若々しいテーマに勢いとテンポを重視した一本目に相応しいしゃべくり漫才だが、冷静に見ると「一つ一つの動きを梶原がきちんと出来ない」というボケしかないため、意外性に欠ける。先が読め過ぎてしまう展開は否定しないが、それを上手くフォローするということが出来ていない。

二本目
『心霊スポットへ肝試しに』。近所の心霊スポットに行くことになった西野が、廃校となった小学校に肝試しにやってくるしゃべくり漫才。心霊現象の一つ一つを説明する西野と、その説明をいちいちジャマしようとする梶原の掛け合いがコミカルでいい。ボケのバリエーションも増えて、一本目よりも面白く仕上がっている。ただ、ネタのスタイルがちょっと、一昔前の中川家みたいになってしまった気も。

三本目
『運動会』。西野の説明する運動会の競技を、二人で演じてみせる。ネタのテーマも内容も、なにやら昭和の漫才師を彷彿とさせる。昔の漫才を二人がカバーしているかのような、そんな感覚だ。今の二人がこのネタを演じても、そんなに面白くない。おそらく、このネタは彼らが五十くらいになって、漫才師として熟した時期に改めて披露したら、メチャクチャ面白いんじゃないかと思う。今の彼らでは、ちょっと若さが邪魔になってしまっているか。

四本目
『新しいスタイルの漫才』。もっと新しいカタチの漫才を始めたほうが良いんじゃないか、という梶原の話から「ボケとツッコミを逆にした漫才」「ラップ漫才」「サンバ漫才」などの新しいを披露する。前三本のネタとは違い、動きよりも言葉のボケを重視した漫才。以前、何処かで観た覚えのある漫才なのだけど、何処で観たんだったっけか……。「リンゴ姉さんが過ぎるわ!」というツッコミが個人的にツボ。今回、最も純粋に面白いと感じたネタだったかな。

五本目
『住民票の貰いかた』。引越しを考えている梶原が、西野に住民票の貰いかたを教わる。家が目黒にある梶原、目黒区役所に行かなくてはならないのだが、区役所の場所が分からない。それを説明するために鴻神社を目印に説明しようとするが、鴻神社も分からない。では、目黒駅からの道筋を説明しようとするが、目黒駅の場所も分からない。区役所を説明しようとする西野と、それをまったく理解できない梶原のやりとりは熱量が凄まじくて面白いのだが、どうしてもブラックマヨネーズを彷彿としてしまう。でも、精神的にアレな吉田の説得力が滲んだブラマヨの漫才に比べて、このネタはいまいち梶原の説得力が感じられないんだよなあ。というか、今回の五本のネタ全部から、梶原ならではの何かが感じられなかった気がする。西野ワンマン経営の会社、みたいな。精神的に弱い梶原をフォローしているのかもしれないが、ちょっと一人で背負い込みすぎじゃないのか。「目黒太郎さんになってまうからやーっ!」はメチャクチャ面白かったけどね。

次回は「エレキコミック」。
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三歩進んで二歩下がる

個人的には、キングコングの漫才の見方が変わって、意義のある回でしたけどね

西野がネタを進めようとすると、梶原が難癖つけてネタを戻そうとするパターンの畳み掛けにただただ圧倒されてしまいまして

で、梶原が戻そうとしたネタの流れを修正しようとオーバーアクションまで付けて必死にネタを進めようとすると、それ以上にネタを引き戻す梶原の姿を見て、ひっでえ奴だなあとw

ツイッターでもつぶやいんたんですけど、ネプチューンのホリケンがギャグ挟んだりちょっかい挟んだり色々余計な物をぶっ込んでネタを破壊するタイプなのに対して、梶原の場合はネタから色んなポイントを削ぎ落してネタを破壊しようとするキャラクター、プラスとマイナスで対極ながら、同じネタ破壊屋タイプなのかなあと、考察してみましたが

勿論、100%アドリブではなくある程度西野が流れを梶原に組み込んでるんでしょうけど、それでもアドリブと台本の境目が露骨に見えていなくて、それもそれで良いなあと

そしてキングコングのネタ全体は、彼らの芸能キャリアも合わせて、三歩進んだのが二歩下がったり、十歩進んだのが九歩戻ったり、まるで「三百六十五歩のマーチ」そのものじゃないかと、発見したのですが

No title

1本目ということで、期待して見たんですが期待通りになってくれてよかったです。
もともとキンコンのネタは個人的に好きじゃないんですが(M-1のネタだけ比較すると)この5本は普通に笑わされてくれました。

5本目はあれ・・・なんですが。。。

途中ものすごくキックする場面ありましたね・・・

次回のエレコミは期待大なので期待してますね!
がんばってください!

No title

> sinyaposさん
確かに、これまでにキングコングが見せてきたスタイルとは、また違ったタイプの漫才が見られた番組でしたね。ただ、彼らはちょっとスタイルにこだわり過ぎている気もするんですよね、今は。ちょっとネタが等身大じゃないというか、古典的漫才を研究して背伸びしているというか。そういう試行錯誤が、いずれ彼らの漫才を花開かせることになるんでしょうけれどね。

アドリブと台本については、どうなんでしょうねえ。もうちょっと西野さんの演技力が高ければ楽しめたかなあ、とは思ったんですが。今回の放送での西野さん、ちょっと演技が堅いというか、ドタバタが堅いというか、そういう印象があったので。…ただ、彼らは一昔前の芝居がかった漫才をあえてやっている感もあるので、それもわざとなのかもしれませんが。そう考えると、キングコングという漫才師は、最初に何百歩も前進しまくって、今になって急速に何歩も後退し始めているコンビといえるのかもしれませんぞえ。推論。

> ザ・69さん
あのキックはアクティブじゃなかったですねえ(笑) ペナルティのヒデばりの動きをしろとは言わないにしても、なんかカクカクしてたような。次回のエレキ、実は期待半分不安半分だったり。でも、楽しみに放送を待ちたいと思います。ハイ。

No title

1本目はM-12009の3回戦で生で見ました
2本目はM-12009の敗者復活、5本目は準決勝
3本目はオンエアバトルでオーバー500取ったことのある作品のリメイク
4本目は昔のM-1準決勝でやったネタだと思います

基本オチっていうか終わらせ方が残念に思うことが多かったです

5本目の漫才はもっとコンビバランスが取れてたらかなりの名作になった気がしました。

菅家さんの「ちょっとネタが等身大じゃないというか、古典的漫才を研究して背伸びしている」って印象はまだまだ「頭で漫才していてハートで漫才していない」ってことかもしれませんね

「お口チャックマンか!!」で片付けるには惜しいコンビだなと。不満は多かったけど見れてよかったです

さて来週からオンバト+が始まりますが、出演者が豪華ですねー!!敗者復活制度にはうーんと思いつつ楽しみです

No title

おおっ、細かい情報をありがとうございます!
しかし4本目のネタ…準決勝で観た覚えもないんですが…。
一体どこで観たのやら…。

確かにオチは、ちょっと急ぎな印象ありましたね。
急にプツッと終わったというか。そこは残念だったかも。
その辺の緩急も、うまくやれるようになればいいですね。

「お口チャックマン」はもう…うーん。
あれがネタとして批判対象になっているというのは、謎。
本当は凄くドキュメンタリーなコンビなのになあ。

オンバト+、わくわくしてます。
面白いといいですねえ。

No title

 
 初めまして。太田光関連の記事で知りました。

 「キングコングをあまり良く思っていない人がネットに多い」という印象が自分にもありますが、何でなんでしょうかねえ。やっぱり、西野のブログでの発言とかも影響あるのでしょうか。
 
 それはともかくとして、今回の笑神降臨を見た人は相当そのイメージが良い方向に改まったのではないかと思う。少なくとも僕は、「やっぱり、キングコングいいなあ」と思って見てました。正直、何回か見た笑神降臨の中で、一番見た甲斐があった回でした。自分にとっては。

 まあ、そんなところです。失礼しました。
 
 
 

No title

初めまして。

そもそも「キングコングの漫才は面白くない」みたいなことが言われるのが当たり前みたいな時期があって、だから「面白くないのにどうして人気あんの?」って思っている人がいっぱいいたわけです。その流れから、叩いている人は少なくないんじゃないかなあ、と。まあ、最近は西野さんのブログでのアレコレも大きいんでしょうけど。

個人的には、キングコングはもうちょっと漫才師として上の方にイケるコンビだと思っているので、ちょっと不満があったかなあ、と。でも、今思うと、割といい方向に進んでいるのかな、という気もしています。十年後あたりが楽しみです。…偉そうだな、なんか。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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