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『爆笑オンエアバトル 東京03』で回顧する

爆笑オンエアバトル 東京03 [DVD]爆笑オンエアバトル 東京03 [DVD]
(2010/03/24)
東京03(豊本 明長/飯塚 悟志/角田 晃広)

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キングオブコント2009覇者、東京03。彼らは元々、まったく違ったユニットとして活動していました。色黒のツッコミ飯塚悟志と若い頃の志村けん似の豊本明長は、アルファルファというコンビで活動。「爆笑オンエアバトル」では、22戦17勝を記録する常連中の常連でした。一方、禿げかけた頭と無駄な歌唱力を誇る角田晃広は、プラスドライバーというトリオの一員として活動。こちらも「爆笑オンエアバトル」では、16戦14勝を記録する常連でした。しかし、アルファルファは芸の道に行き詰ってしまったのか、2003年に活動休止を宣言。プラスドライバーも2002年に活動を休止し、そのまま解散してしまいます。

三人がユニットを結成したのは2003年9月30日のこと。アルファルファが復活ライブと銘打って行ったライブ「プラスアルファ」(9月19日~20日)の客演として角田さんが参加し、東京03が結成されます。その四日後の10月4日、三人は「爆笑オンエアバトル」に参戦し、見事初オンエアを勝ち取りました。ちなみに、結成四日目での初オンエアは、現在も破られてはいない最速記録です。まあ、そりゃそうだろっという気もしますが。

東京03が初オンエアを果たしたのは、史上初の香川での地方収録でした。当時の参加者は、ハマカーン、フットボールアワー、エレキコミック、千鳥、ザブングル、ニブンノゴ!など、今の時代を席巻する若手芸人たちばかり。そこで東京03は、ミュージシャンの二人がお見舞いにやってくるコントを披露し、405kbを記録。五位でオンエアされます。六位でオフエアとなったニブンノゴ!とは、僅かボール三個差でのギリギリオンエアでした。

その後も東京03は勝ち星を着々と増やしていきます。路上で見つけた中年の男に劇団のオーディションを受けさせたり、温泉旅行にやってきた男女三人を喧嘩させてみたり、万引きをした息子を引き取りに来た父親のさばさばした感じに苛立ってみたり、彼らはそこで様々なコントを披露していきました。ただ、それらのコントには、ちょっとした問題がありました。この頃、東京03のコントは、飯塚さんと角田さんのやりとりに重きを置いたものが多く、残された三人目のメンバーである豊本さんの存在感が、些か薄くなりがちだったのです。

この問題を解決して作られたネタが、2005年6月にオンエアされたコンビニ強盗のコントでした。このコントは、角田さん演じるやたらと怖がりの店長と、豊本さん演じるイマドキの無関心な若者らしいアルバイトが務めるコンビニに、飯塚さん演じる強盗がやってくるというもの。店長とアルバイトの性格の違いに、本来は堂々とすべき強盗がてんやわんやの状況に陥っていく様が面白く、このコントで彼らは当時の自己最高得点を記録しました。ちなみに、このコントはキングオブコント2009決勝の舞台でも披露され、高く評価されました。実はもう、四年も前のネタだったんですね。その翌年、豊本さんと角田さんが熱血教師を演じて、飯塚さん扮する不良生徒を奪い合うコントで、彼らは初のオーバー500を記録。コント師として、一つの絶頂期を迎えました。

この時期にオンエアされたネタで、個人的にとても好きなコントが一本あります。そのコントとは、2007年8月にオンエアされた『バンドマン』(第五回単独ライブ「傘買って雨上がる」収録)です。バンドを結成している三人の男たちが、今後の方向性について話し合うというコントなのですが、飯塚さんと角田さん演じる二人のメンバーが熱く語っているのに対して、豊本さんが物凄くクールなんですね。そのあまりにもクールな姿が、とにかく面白い。それまで東京03のコントは誰かが絶叫するタイプのコントが多かったんですが、このコントはボケ役である豊本さんが淡々としていて、これまでに培われてきた彼らのコントに対するイメージを覆したものでした。

そうして様々なコントを生み出してきた東京03ですが、彼らにも弱点がありました。それは、チャンピオン大会でいい成績を残せない、というもの。東京03は過去に四度のチャンピオン大会進出を果たしていますが、そのうちファイナルに進出したのは一度だけで、残りの三回はいずれもセミファイナル止まりでした。年間ランキング一位になって勢いづいていた2007年度大会でさえ、セミファイナルでは六位という結果。第4回お笑いホープ大賞優勝、キングオブコント2009優勝という称号を手にした彼らですが、チャンピオン大会ではどうしても勝てませんでした。

2009年3月に行われた第11回チャンピオン大会セミファイナルでの敗退以後、東京03は「爆笑オンエアバトル」に出場していません。最終成績は24戦20勝。かつて組んでいたユニットよりも高い成績を残し、彼らは番組を卒業していきました。そして、この半年後、キングオブコントの称号を手にすることとなるのです。

現在、東京03はライブを中心とした活動を行っていますが、その一方で、じわじわとバラエティ番組への露出も増えているようです。キングオブコント優勝直前は、ショートネタブームの余波を受けて仕事が激減していたという彼ら。どうにかバラエティ番組への露出を増やし、その知名度を上げて、ライブ活動とテレビ出演を並行することの出来る芸人になれればいいのですが。今後の頑張りに期待したいところですね。


・本編(119分)
過去に「爆笑オンエアバトル」通常回で披露した20本+チャンピオン大会で披露した5本を合わせた全25本のネタを収録

・特典映像(20分)
爆笑オンエアバトル座談会と「東京03カードトーク」を収録
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非公開コメント

私もバンドマンのコントすごく好きです。


ファンとしては、TVで長くネタができる機会があったらいいなぁ、と思います。

No title

いいですよね、バンドマンのコント。
あのネタで東京03の芸の幅が広がった気がします。
(もっと前から広かったのかもしれませんけど)

TVはなかなか難しいでしょうねえ。
まだまだショートネタの勢いは強いですから。

No title

DVDの収録時間がアホみたいに長いですよねw
面白いけど、絶叫+収録数で全部一気に見終わると疲れますw

「旅館」や「角ちゃんのグラサン」や「ビニール傘」でもそうですけど、たまに観客が引いちゃう様なコントをやりますよね。
僕は大好きですけど、見る人によっては全然笑えないんだろうな~・・・。リアル過ぎて
でも24回でて一度もKBが200切った事ないと言うのは凄いですよね。どうせならオフエアネタも収録してくれれば良かったのに

No title

東京03に限らず、最近の「オンバト」DVDは本当に長い!
観る側としては有難くもある一方で、編集の手抜きじゃないかとも思ったり。
kbを200切らないっていうのは、結構ありますよ。
テツトモとか、江戸むらとか…100台って大分低いです。
プロフィール

菅家しのぶ

Author:菅家しのぶ
お笑いDVDコレクター。2014年5月からコンテンツリーグ発行のフリーペーパー『SHOW COM(ショーコン)』で名盤DVDレビュー「神宮前四丁目視聴覚室」を連載中。

連絡用メールアドレス
loxonin1000mg@yahoo.co.jp

Twitterアカウント
https://twitter.com/Sugaya03

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